2014年2月27日木曜日

【イベント】 満月のスピリチュアルナイト開催☆



ご注意:会場は、19:30 までにお入り下さい。ビルの一階が閉まってしまいます。
遅れてしまう可能性がある場合は、お申し込みの際にお知らせください。


皆さんは、月のサイクルなど意識されたことがあるでしょうか?
満月は、じっくり浄化やヒーリングを行ったり、様々な視点から自分自身を見つめなおすのに適していると言われています。

さて、毎回 盛況のイベント

Spiritual Night Party @ bg Office

を開催いたします!

スピリチュアルの世界に縁が深い方も、初めての方も… 様々なジャンルから 皆さんをその世界にお連れする スペシャルイベントとなっております。当日は、その分野のスペシャリストがお待ちしております。どうぞ、お気軽にいらしてください。


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イベント名: Spiritual Night Party @ bg Office

イベント内容:
タロットカードリーディング、レイキヒーリング、数秘術 などの鑑定やヒーリングを体験できます (全て 10分間 1,000円)。また、様々なスピリチュアルグッズの販売もしております。お気軽にいらしてください。

※ 混雑状況によりますが、1,000円をお支払いいただければ 何度でも体験できます

日時:3月17日(月) 17:00 ~ 21:30

参加費: 3,000円 (お茶、お酒、おつまみ、1回分の鑑定 を含んでいます)

イベント会場:東京都(東銀座)

     昭和通り沿い、銀座一局郵便局から京橋方面へ50メートル。
     1Fに紳士服のお店(VESTA)があるビルです 地図


お申込み方法:
タイトルに 「Spiritual Night Party @ bg Office」 と書いていただきまして、お名前 (漢字、ふりがな)を event@balancedgrowth.co.jp までお送り下さい


以下が当日みなさんを見てくださる5名の鑑定士、ヒーラーのみなさんです(随時アップデートいたします):


【数秘術】


谷口渓泉

私って何者?
人生の目的って?今後の運勢は?あの人との関係を知りた〜い…。

そんな気になることを歴史を越えて人々に愛され続けた数秘術で自分自身を知り、この世に生きる意味と人生の目的を解き明かしていきます☆楽しく充実した日々とこの世であなたがたどる運命を全うするための一助けとなりますように♬





【クリスタルヒーリング】

肥後恵美子

クリスタルを使ったヒーリングを行います。いくつかのクリスタルの中から、一番あったものを選んで、エネルギーヒーリングを行います。(フラワーエッセンス(10日分)に簡単なメッセージをお付けして販売致します。1本1,000円)

ブログ:
愛の女神の弥栄 http://marin031030.jimdo.com/




【レイキヒーリング×ハンドエステ】

坂本 幸恵
女神達のアロマとレイキのコラボ Elias REIKI Therapist 。Go Beyond Venus Groupに所属。2013年11月30日 Salon de Venus を設立、Elias REIKI と Esthetic を融合した Venus Estheをリリース。

春間近。慌しい毎日に気持ちは焦るのに身体がついていかない。そんな不安と焦りをワクワクとドキドキに変えましょう!手は第二の脳とも言われます。女神の軽やかで解けるエネルギーEliasREIKIと、うっとりとしたエステのエッセンスを融合した Venus Esthe を手元からお送りします♪Elias REIKI についてはこちら




【タロットカード】

アライブナビゲーター*三月まーち

マルセイユタロットを使った“タロットリーディング”という手法でいまの状態を確認し、今後の道しるべを見つけるお手伝い(アライブナビゲート)をさせていただきます☆また、オーダーメイドでクリスタルブレスレットを作っています。ブログ「そらと風のマーチ」(http://moyashypolka.blog29.fc2.com/

スピリチュアルナイトだけの“SPECIAL”なマルセイユタロットリーディングをさせていただきます。


【サイキックリーディング】

祖父江 玲奈
シータヒーリングの手法にて、宇宙からのメッセージをお伝えします。
春、芽吹きの季節。生まれ、育ち、花咲く季節が近づいています。この春はどんな新しい自分に会えるでしょうか。ご自身の殻を破るきっかけになるメッセージをお伝えしたいと思います。


2014年2月24日月曜日

【超訳】 瞑想が脳の構造を変える理由 (Part1)



この記事は、 Kelly McGonigal 氏による、"Your Brain on Meditation" の一部を和訳したものです。皆さまの日々の瞑想やセルフアウエアネスの向上にお役立て下さい。


©iStockPhoto.com/Spanic

ヨガを行い、今を味わっているときの感覚は何にも代えがたいものがあります。どのようなスタイルであれ、ハタヨガを行うことで得られる効果は一つの理由によりもたらされます。それは、体の動きと呼吸を合わせるからです。そうすることで、私たちのマインドは、興奮から冷め、落ち着いていきます。あなたの意識は永遠と続くToDoリストから解放され、呼吸に向きます。そして、より平和で穏やかな気持ちになってゆくのです。

多くの私たちにとって、瞑想の中で 落ち着いた同じ状態に自分を置くことは大変困難です。マインドが心配ごとを思い出したり、自己批判を行ったり、過去の記憶を思い返すことを淡々と見ているのは難しいものです。なぜ、このような状況にあえて自分をおく必要があるのでしょう?

瞑想を行うことで、人生が様変わりします。数千年以前、インドの文法学者であるパタンジャリも。そしてブッダも瞑想によって私たちのマインドがもたらす苦しみから解放されると説いています。彼らは、弟子たちに意識を集中させること、慈しみと喜びを教えました。そして、瞑想状態になることによってマインドや感情レベルを変化させることが可能であると伝えました。

しかし、現代の私たちはそれをそのまま受け取る必要はありません。近年では、多くの科学者たちが、このマスターたちの知恵を検証しています。瞑想が脳にどのような影響を与えるのかを…。

現在の研究結果をみるだけで、嫌がる人をヨガマットに座らせる意味があることがわかります。科学者たちは、瞑想が --- たとえほんの一服であっても、脳の構造を変化させ、あなたの世界を一変させる効果があるとわかったのです。以下がその結果です。


瞑想は、あなたの脳をどう変えるのか?(How Meditation Changes Your Brain)

MRI を活用して、神経学研究者の Eileen Luders は瞑想が脳に与える物理的な変化を測定する活動をしています。最近まで、この考え方はひどく馬鹿げていると思われていました。科学者たちは、脳は大人になったら成長が止まり、それ以上は進化しないと考えていたのです。しかし、 Luders 氏は「私たちが毎日行うこと、そして毎日経験することが脳を常に変えているのです」と言います。実際、彼女の研究結果はこれを証明しています。瞑想を行う人とそうではない人との間に相違点を見つけたのです。2009年に発行された ”NeuroImage“という雑誌に掲載された内容を紹介しましょう。22名の瞑想者と22名の瞑想と行わない人々の脳を比較したところ、瞑想者のほうに 集中したり、感情を制御したり、精神的な柔軟性と高く関連する脳の部分に灰白質が多く見つかったと言うのです。この灰白質が高まると、脳は効率的に、そして力強く情報を処理することが可能となります。Luders氏は、瞑想者の脳に灰白質 が増えることで集中力、感情のコントロール、そして意思決定の精度を上げることがができるのではないかと結論づけています。

瞑想者とそうではない人々の間の脳に異なる点がある理由は、何でしょうか?これは、単純に訓練の問題です。神経学者達は、現在の我々の脳の状態は 本人が持つ要望と連動しているとしています。例えば、ジャグリングをする人の脳は、動く物体をキャッチするに相応しい脳の状態を創り出しています。医学部の生徒たちは、短期間で多くの言葉や知識を覚えるために海馬が活性化しています。そして数学者は算術や空間認識力を処理する脳の部分に灰白質が多いのです。

Luders氏のように、瞑想は音楽や数学を練習するのと同様であると考える神経学者は増えています。反復練習が必要なもの全てと同様に、瞑想も脳を鍛えれば可能となります。Ludersは「日常的に利用することで、脳のニューロンが新規に結合することは可能である」と言います。「このような小さな変化が数千の個所で起こることで、脳そのものを変化させることが可能なのです」。このような構造的な変化は物事を素早くできることを可能とします。まるで、音楽家が音楽を認識し作曲することを容易にできたり、数学者が数学の問題を簡単に解くことができたりするように。そう考えると、瞑想者は他の人たちよりも何に長けているのでしょう?ここからが面白いのです。

この10年ほどの調査で、研究者たちはこのような結論に達しています。マントラや呼吸に意識を向けることで脳は集中力を増すように再構築されます。瞑想中に静かで平和な感覚に集中し続けていると、脳はストレスに強いものに変化してゆきます。そして瞑想中に慈しみや愛の感覚に集中していると、常に人々との深いつながりを感じられるようになるのです。


集中力を高める(Improve your Attention)

最近の研究結果は、瞑想が2つの方法で私たちの集中力を高めることが可能であると結論づけています。瞑想は一つのことに意識を置き、その他の物事に邪魔をされないことが可能にします。そして「今、この瞬間」に注意を払うことで、周囲で起こっていることがより認識できるようになるというのです。

最も興味深い研究は、Antoine Lutz 博士と Richard Davidson氏とのコラボレーションによるものです。これによると、自分の呼吸の数を数えたり、一つの物体を眺めるといった瞑想を行うことによって、注意を払うときに利用する脳の領域が活性化していることがわかりました。これは、訓練を始めたばかりの瞑想初心者の間でもみられた結果です。しかし、一方で 多くの訓練を積んだ瞑想者(44,000時間以上の瞑想経験がある人々)は、この領域の脳は活性化せず、しかし驚くべき集中力を発揮していました。Lutz博士は「瞑想の訓練を積むことで、物事に集中するために費やすエネルギーを次第に減少させていくことが可能である」としています。「訓練を積むことで、集中することがが日常的に、苦にならずにできるようになるのです」。

次に研究者たちはヴィパッサナー瞑想の訓練について調査しました。ヴィパッサナーとは「物事を有りのままに見る」という意味があり、この瞑想は集中力や認識力、洞察を深めるために行われるものです。この研究グループでは、周囲で起こる出来事に注意を払えない状況を「意識に目を瞑る状態(attentional blink)」と呼んでいます。私たちの多くは、日常生活の中でこれを経験していると思います。自分の考えに意識を奪われ、友人が言ったことを聞き逃すような出来事です。もっと極端な例では、人からの一言が心に刺さり、頭の中でこだまする。それを気にするあまり運転に集中できず、目の前の車が信号で止まったことにも気づけず事故となる… などがあります。"attentional blink"から脱することが出来ていれば、置かれた状況に気づいてミスを防ぐことができたでしょう。

実際に瞑想が"attentional blink"を減らすことができたかどうかを試すために、瞑想者は1秒よりも少ない間隔で起こる出来事を認識するテストを受けました。その結果、瞑想をした人たちはより認識力が高まり、その正確性が落ちることはなかったといいます。

何が彼らの結果を高めたのでしょう?EEG(脳波計)をみてみると、瞑想者が出来事を認識するために利用している脳の領域は少なかったといいます。実際、彼らが最初のターゲットを確認するのに利用した精神的エネルギーは微々たるもので、それによって次にくるものを認識する余裕を持たせていたのです。Lutz博士のチームは、このような研究結果より瞑想は脳の可能性を高めるのではないか信じ始めています。普段から雑務に追われて意識が散漫となりやすい人にとっては とても効果的なのではないでしょうか。


続きはこちら からご覧になれます


※ バランストグロースでは、定期的に ビジネスマンのための瞑想レッスンを行っております。ご興味のある方はこちらで日程を確認ください(訳:小島美佳)

2014年2月18日火曜日

【超訳】 ストレスとマインドフルネス


この記事は、ストレスの歴史について語るオックスフォード大学のマーク・ウイリアムズ教授の Stress and Mindfulness を日本語に訳したものです。彼が語るビデオもYoutube で確認できます。皆さまの日々の瞑想やセルフアウエアネスの向上にお役立て下さい。




あなたがいつも過ごしている一日を思い出してみましょう。あなたは、自分がやりたいと思う以上の仕事を抱え、走り回っているかもしれません。しかし、ウィリアム教授によると… あなたは、天敵から逃れようとするように忙しく逃げているだけなのです。
「しかし、誰も自分の不安から脱するほど早くは走れません」 
と教授は言います。ウィリアムはオックスフォード大学の臨床心理学教授です。同時に Mindfulness-based Cognitive Therapy (MBCT) の共同創設者でもあり、この MBCTのプログラムは鬱の発作から人々を救うために設立されました。以下は、このウィリアム教授のコメントです。

この20年から40年の間に私たちのストレスは一気に増しています。1950年代に病的であると診断された人のストレスレベルと、現代の80年代や90年代の一般的な人が持つ通常のストレスレベルは同等であると言われているのです。70年代から90年代に生まれたデフォルトでストレスレベルの高い大人たちは、現在子育てをしています。そのような親を持つ子供たちは、今後ますますストレス過多になることが予想されるでしょう。
人々がストレスに悩まされる要因は、自分自身では、一見わかりにくい症状にあります。例えば他人に対して疲れたり、イライラする気分を持ったりなどです。ストレスがかかっている時、人はバタバタと動きまわる傾向にあります。1つのタスクが終わる前に次のものに手をつけてしまうなどの行動…。走り回り、次々とタスクに飛び移り、そして食事を味わうことなく過ごす人々の脳を神経科学の分野で観察すると、脳は常に高いアラート状態となっています。敵に襲われているかのような感覚の中で逃げ回っているのと同じです。しかし、誰も自分の不安から脱するほど早くは走れません。
マインドフルネスは、アウエアネス(知ること、気づくこと)と深く関連しています。私たちは、自分自身が行っていることに気づき、味わう必要があります。例えば散歩をしている時、「今日は美しい日だな」と思えたら、それを味わうことができた散歩に感謝したくもなるはずです。主に瞑想をはじめとしたマインドフルネスの訓練によって、それは可能となります。「今、それをやっている」ことを知り、味わう能力なのです。
ストレス過多となっている人々に必要なのは、静かな沈黙の場です。マインドフルネスは、こういった忙しく動く社会の中で静かな場所を見つける良いテクニックです。あなたが不安を感じ、元気を失い、心配ごとを抱え、悶々と何かを考えたりなどしてストレスを抱えている時、あなたの意識は、どこかへ飛んで行ってしまう。別のものにハイジャックされてしまうのです。何かに集中したいのに、集中力が失われてしまいます。マインドフルネスの訓練は、2週間程度続けていただくことで大きな効果を発揮します。集中力は取り戻され、そして記憶力も増すと言われています。




(終わり)

※ バランストグロースでは、定期的に ビジネスマンのための瞑想レッスンを行っております。ご興味のある方はこちらで日程を確認ください(訳:小島美佳)

【スクール】 3月の「マインドフルネス」瞑想レッスン ~ 自己理解を高める ~

好評のマインドフルネス関連セミナーのご案内です。
(最新の日程は、こちらをご覧ください)


※ はじめての方でも 瞑想に入りやすいように誘導させていただきます。会社帰りに疲れた脳をリセットできる場です☆ お気軽にご参加ください。



【開催趣旨】

グーグルがマインドフルネスと題した研修プログラムを開発して話題となっています。

マインドフルネスは、複雑な経営環境の中でリーダーの意志決定やマネジメントが従来の戦略的、問題解決思考だけでは行いにくくなっていること。そして、新たなイノベーションを追求しようとする時に、なんらかのブレイクスルーが必要であるという問題意識からビジネスに取り入れられてきました。

マインドフルネスとは、もともとは仏教や禅の考え方が米国に取り入れられて発展したもので、座禅に代表されるような瞑想法によってあらゆる偏見や刷り込まれた価値観から自らを解放し、澄んだ視点で物事を見ることを目的とした活動です。

瞑想は、日本においては古くから宗教において日常生活に入り込んで行われてきました。仏壇で毎日お祈りをしたり、神社仏閣に行きお祈りをしたり... そのような古くからの行動様式、習慣がビジネスにも適応できる可能性があるということなのです。


本セミナーでは いざとなると実践が難しいと皆さんからお声をいただく瞑想を体験し、実際にご自身のマインドが静かになり 日常の雑音から離れる感覚を得ていただくためのものです。



【日時】 2014年 3月24日(月) 19:30 ~ 21:00


     3月のテーマ: 瞑想 ~ 自己理解を高める ~

【場所】 balanced growth オフィス:
昭和通り沿い、銀座一局郵便局から京橋方面へ50メートル。
1Fに紳士服のお店(VESTA)があるビルです 地図


【講師】 小島美佳


【参加費用】 3,000円 (税込) (当日お持ちください)


【お申込み方法】

「マインドフルネス瞑想レッスン 参加希望」とタイトルに御下記の上
① お名前 (漢字)
② お名前 (ふりがな)
③ メールアドレス


を記載し event@balancedgrowth.co.jp までお送りくださいませ




皆さまにお会いできることを楽しみにしております。




2014年2月5日水曜日

イノベーションのフロントランナーの「発想力」 第1回

発想力が必要だ最近のビジネス環境では、新しい企画を練るプランナーはもちろん、職場の課題解決の場でアイディアを出したい、施策を効果的にするアイディアを考えたいなど、発想力を伸ばしたいという声が増えています。

発想力はどのように伸びるのか、どうやって発揮されるのか。アイディア溢れるクリエイティブな方々にお聞きしていきたいと思います。

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第1回 フロントランナー:ベビー用品デザイナー 土肥 正俊さん


Goodbaby Japan株式会社 General Manager 土肥 正俊さん。

ベビー用品メーカー コンビ株式会社を経て、現在は中国のベビー用品メーカーGoodbabyの海外開発センターのひとつ、Goodbaby Japanの開発責任者。ベビー用品のデザイナー&マーケターとして通算25年を超えて活躍されています。Goodbabyは世界各国の有名ブランドのOEM生産と自社のオリジナルブランドを手がけており、ベビーカーは年間約200万台も生産しています。自社ブランド製品は独自性に拘った世界初のアイディアに溢れる製品群です。

Goodbabyブランドのベビーカー ユニークなT字ハンドルを持つ T-bar


ベビー用品を使う時期は人生では一瞬でしかないけれど、育児を楽しんでもらいたい、最高の育児をしてもらいたい!という熱い思いでベビー用品をデザインする土肥さん。そんな土肥さんの考える発想力とは


想力のカギ=自分でユーザを感じる


土肥さんが手がけた代表作の1つ、コンビの「ベビーレーベル」。食器やお風呂グッズ、おまるなどがあります。

当時の主流は、アニメなどのキャラクターが満載のベビー用品。でも、お祝いとして自分から友人に贈りたいか?答えはノー。正直、あんまりセンスがよくない感じがした。手がける商品に対する違和感は、聞いてみると周囲でも同じ意見でした。キャラクター依存ではない、現在の価値観に合ったベビー用品が欲しいのでは?
ただし当時は売り場にはキャラクターを使った製品が溢れていました。ユーザはキャラクターで商品を選び、「キャラクターがついていなければ売れない」とプランナーも営業も思っていました。その中でキャラクターを外すというのは、商品の魅力をなくす、と言うも同然。そんな発想が認められるはずもありませんでした。

土肥さんは、「モノを作る」が目標になってはいけない、と言います。あくまで、ユーザがそれを使うことでハッピーになれるのかが重要と考えました。

そこで土肥さんは、ユーザの世界観を表現したコンセプトブックを作成。提案コンセプトの最上位テーマは、家族の中に赤ちゃんがいる「心地よい暮らし」。今の時代の生活者の価値観に合うものを提供していこう、という問題意識の共有を、社内でプレゼンし続けたそうです。
ポイントは、言葉や数字ではなく、画像をたくさん用意すること。インテリアや家族の生活シーンなどを“ビジュアルで感じる”こと。そしてベビー用品の現状もビジュアルで対比することで、ユーザがベビー用品に感じている違和感を、みんなで共有することができました。この問題意識プレゼン活動を半年以上続け、ようやく新しいベビー用品を考えてみようという機運が社内に生まれ、プロジェクトが始まったそうです。

ユーザの気持ちや価値観を十分にわかること、感じること。自分から遠い存在のお客様だと、それ自体とても大変なことです。ユーザの気持ちを自分も感じることで、求められる価値を感じて気づくことができる。それが発想力のカギなのですね。

ベビーレーベル ベビー食器

ベビーレーベルは2003年に発売され、グッドデザイン賞を受賞しました。何よりすごいのは、ベビーレーベルは発売から10年以上もの間デザイン変更なしで販売されていること。それは、ユーザが求めていた本質的な価値を提供できたことの証でしょう。
(注:2013年 一部マイナーチェンジや製品追加がされました




チームで共有し、チームで発想する



土肥さんは、チームでテーマ・課題共有をとても大切にされています。新しい商品を作るためにはいろんな関係者の協力が不可欠ですが、チームのテーマ・課題共有の有無により、成果を高めることもできるし、逆に商品の魅力を失わせることもあります。

ベビーレーベルのケースでも、周囲を巻き込んで共有し続けることが大切だった、と土肥さん。プロジェクトが始まってコンセプト立案〜デザインワークのときも、課題意識を共有してイメージを擦り合わせていったそうです。テーマをいかに共有し続けられるか。それは後のプロセスで課題にぶつかった時に表れます。
最終的に結果としてどんなことがユーザを幸せにするのか、どんなハッピーなのか、が大切。そのハッピーが想像できること。結果として目指すところをはっきりさせておく。開発のプロセスで課題があると、アイディアが残っても結果がずれてしまうことがあります。デザインによって誰にどんなハッピーをもたらすことができるか説明できるようにすること。それがないと、アイディアは維持して実現されたけど、誰にも喜ばれない新しいだけのモノになってしまいます。

土肥さんは「最上位の概念に何を置くかが重要」と言います。大切なのは、モノやアイディアそのものではなく、何をテーマにどんな価値を提供するのか。そのために、どう変えていくのか。みんなが方向性を共有し、同じことを考えられるか、それがチームで考える鍵であり、目指す価値を実現することにつながります。

 “個の発想力”がチーム発想力を高める



さらにチームで力を出すために、土肥さんは“個の発想”が出るようにテーマを設定するという工夫をされているそうです。絵を描く力よりアイディアを出すのが得意な人もいる。それぞれの発想が活きることが、チームの豊かさにつながります。
ユーザがどんなにハッピーになれるかを語れるアイディアを、みんなにそれぞれ出してもらう。出したアイディアをみんなで共有する場面を作り、アイディアのいいところをみんなで誉め合ったり、そのアイディアをみんなで磨いて考えたり。

Goodbabyではオランダ、アメリカ、香港にも海外開発チームがあり、みんな仲良しだそうですが、毎年1月に香港で開催されるベビー用品の国際ショーに向けては、競争だそうです。他チームから面白いアイディアが出てくる。オランダチームのデザインはユニークで面白いし、プレゼンテーションもわかりやすい。競い合う中でお互い刺激を受けて、全体としてもっといいものを目指そう、という力が働くのです。

チームでアイディアを出す方法として、個の発想力に注目するというのは面白いアプローチですね。


土肥さんは、育児は人生の貴重な経験と考えています。育児を通じて親も成長し、人生観が変わることもある。みんなにとって育児が人生の最高の経験になるよう、これからも素晴らしい発想力が発揮されることを楽しみにしています!